NO.100
狂線画家 : 愛知県
技法:細密画
画材:筆、筆ペン
筆一本で、主に下描きなしの一発描きスタイルで、細密な線のモノクロ画を描く。
作品一つ一つに線へのこだわりを持って描いた、黒と白のみの世界。
観た人が、自分だけの彩りをみつけ、人それぞれの物語として感じてほしいと思っています。
線と線がぶつかり交差し弾けながら、無から有へと生まれ変わるキャンバス。
もし、その中の一つ一つに意味があるのなら、百人いれば百通りの意味と思考が存在する様に、自分の絵にも、見てくれた人の数だけ意味が存在する。
それは、ワクワクだったりドキドキだったり、楽しかったり恐怖や哀しみ、不思議な気持ち、様々な物語。
そんな六感で感じられる様な絵を描けるようにと、日々筆を走らせています。
運命の赤い糸。と言う言葉がある様に、運とは細い糸の様に、紡ぎ、絡まり、ほつれ、時には切れてしまう。
隙間なく固く結ばれた出会い。
細く頼りなくも、流れに身を任せながら紡ぐ道。
切れてしまえば終わるそれもあれば、また再度結ばれる事もある。
渦巻く自身の心には、一生を経て、交差する運命が存在する。