クスッと笑えるけど、ちょっとシュールで静寂も感じる・・・。
作品の擬人化した動物達は、心にほっこりするものを与え、ほんの少し、悲しさも残すー。
「1枚の絵本」として、擬人化した動物達が織り成す不思議な世界を表現しています。
人の世界でもなく、動物の世界でもない、もう一つの不思議な世界。
どこか懐かしいような、分かり合えるような場面に出会えるはずです。
見てくれる方一人一人に、自由なストーリーを感じてもらいたいです。

タツコン2017作品について

「やるもやられぬも運次第」
とある縁日の一場面。ハンマー片手に、精神統一するキツネ。
10回叩くと豪華景品大好きな油揚げ。当たる当たらぬは運次第。
かたやモグラ、どの穴から出たらやられるか、緊張の一瞬。
テキ屋雇われの身としては、景品放出を避けたい所。やられるやられぬも運次第。
日常生活の端から端まで、あたりまえのように”運”は転がっている。
軽い事案から重いものまで、”運次第”として身を委ねることも思いの外多い。
どんな小さな一瞬でも、”運”という概念は存在し、私たちの生活の隅々まで浸透している。
“運”の支配力は恐ろしい。どんなに微笑ましい場面でも”運”の支配はつきまとう。
今回の作品は、再度その事柄を認識する為に描いた作品である。