NO.36
画家 : 滋賀県
技法:水彩画
画材:高知麻紙、透明水彩・墨・アクリル
透明水彩、墨、アクリルを使用してノスタルジックな少女、人物を中心に現実と夢、過去と現在のはざまのような絵を描いています。
彼らの姿を借りて自分の心の中にある遠く曖昧な記憶や感情を表現したいと思っています。
「運」というテーマについて考えたとき、運命の女(ファム・ファタル)にたどり着いた。
絵を描くこと夢想する時間は柔らかく甘美だが、同時に常に苦しみを伴う。
それでも彼女から離れられず追求し、美しさを紙の上に写しとりたいと思う。
私は女性だが、私にとって「絵」そのものがファム・ファタル(運命の女)だ。
そんな気持ちを私の追い求める世界観、女性の形を描くことによって表現したいと思った。